魔女になりたかったわたしの話

読書感想文、終活、たまに猫

47都道府県を覚えなくても生きていけるけど、よっぽどひどいから大人としてまずいなと思った件

娘が『日本地図』の宿題プリントを持って帰ってきた。来週都道府県名と県庁所在地さらには、特産品のテストがあるので、暗記をするそうだ。

そのプリントを手に取り、日本地図を見て、私は愕然とした。どこが何県なのかさっぱりわからない。全く分からない。

とにかく全然わからない。これが母国だなんて恥ずかしくてへこむ

北海道、東京、沖縄はわかる。青森、福島…10個答えるのがギリギリだ。

近畿地方が私の頭にある日本地図からすっぽり抜けている。『福』がつく県名がたくさんあって混乱する。名前はよく知っているけど、いったいどこに位置するのか、さっぱり見当がつかない県ばかり。

47都道府県もあるのに。自分が長年(っていうか生まれてずっと)住んでいる母国日本なのに。これはちょっとまずいかもしれない、と自分でも不安になってきた。

最初は大爆笑しながら聞いていた主人も真顔になってひいている。「女の人って地図読めないっていうしね」とどこかで聞いたような言葉を放つけど、地図読めないと都道府県を知らないのとでは、全然話が違う。

私、ちょっとやばいかもしれない。

 

今までほんのちょっとだけ自覚はあった。あったけど、こんなに重症とは自覚がなかった。気が付かなかった。

まるで、ずっと裸眼でいきてきたのに「あなたは眼鏡が必要です」と宣告されたような気持ち。

どうしてこんなにヒドイことになってしまったのだろう。

どうしてこんなヒドイ状態なのに気が付かなかったのだろう。

ニュースはたいてい都道府県情報より何が起こったかが重要

都道府県の場所を覚えていなくても、日常生活で困ることはそんなにない。だってニュースで「○○県の議員が不祥事を…」なんて言われても、○○県であることより、議員が不祥事を起こしたことの方が注目すべき事柄で、「ありゃりゃ、何した?」とニュースを深く聞く。「〇〇県かぁ、葡萄が美味しいよね」とは思い出さないでしょ?

旅行でもしない限り他県が生活に密接に関係することはない

旅行を趣味としていたら、もしかしたら私も47都道府県ぜんぶ覚えていたかもしれない。きっと、県庁所在地や特産品だってすらすらこたえられるんじゃないだろうか。

だって、次はここに行きたいな。これを食べたいな。と想像するだけで、47都道府県事情に詳しくなれそうだ。

そうか、旅行が趣味じゃないというのは、私が都道府県を全く知らない弱点の一つかもしれない。

るるぶ」とか買って脳内旅行とかしてみようかな。

よく考えたら、でも不便じゃなかったともいえないかも

よーくよーく思い出してみると、そういえば話し相手が行ってきた旅行の土産話がいまいち面白くなかったり、鉄板のトークネタ「出身地話」もいまいち理解できず、他の人みたいに盛り上がれなかったかもしれない。

県名だけ聞いても、北なのか南なのか、関東なのか関西なのか、全く想像つかないから、話題についていけない。

あと、「それどこですか?」って聞いても、「○○県と△△県の間」と答えられてしまうと、さらにその挟んでいる2県がどこに位置するか聞く必要があるので、会話が続かなくなってしまう。

結局は周りに話を合わせるか、「友達もそっちのほう出身っていってたなぁ」的な当たり障りのないテキトーな反応しかできないから、会話がそれ以上盛り上がらない。

 

そういえば、都道府県が絡むネタ、私楽しくなかったな。

47都道府県知らないがために、思っていたより人生損しているかもしれない。